▲ÉPICE ET CHOCOLATの外観

日本でもサロン・デュ・ショコラなどで知られている「テュエリー・ミュロップ」です。ミュロップ氏は、パリのダロワイヨやアルザス地方コルマールのジャックなどで修業経験のあるパティシエです。東京のドゥー・パティスリー・カフェ菅又シェフが修業していたお店としても知られていますね。

アルザスのパティスリーというと必ず名があがるお店なので、何度か専門誌などで紹介されている記事を見ていました。
それらの情報からもっていたイメージは「洗練されたパティスリー」ということ。よく「まるでパリのパティスリーのよう！」と表現されています。

そんな印象を持ちながらストラスブールの街を歩いていると、白っぽい壁に明るいオレンジのシェードが映えるミュロップさんのお店が見えてきました。一見パティスリーだとは分からないようなモダンな外観です。

こちらは、THIERRY MULHAUPT2号店の「ÉPICE ET CHOCOLAT（エピス・エ・ショコラ）」です。

エピス・エ・ショコラには、とにかく数多くのお菓子が揃っています。そして、それぞれが包装されていて、その上シールで商品名が記載されているところがフランスでは珍しい！お土産を買うのにもきちんと包装されているのはありがたい限りです。

そして、このエピス・エ・ショコラでお菓子以外にこんなものを発見！ 地元のビールメーカーと共同開発したというカカオのビール！ラベルにはカカオ豆のイラスト入りで、瓶もショコラを意識した色合い！？どんな味なんだろう…？ととっても気になりますよね。

そのビールの隣にあったのが「プラリネ・サレ」です。数種類のナッツに甘じょっぱい味付け。香ばしくてコクがありおつまみにぴったりです。是非カカオビールとセットで買うのがお勧めです。
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■Shop Data
ÉPICE ET CHOCOLAT　エピス・エ・ショコラ
5, rue du Temple Neuf　67000 Strasbourg

▲きらきら光るグラニュー糖が美しいクグロフ

エピス・エ・ショコラのほど近くにある本店は、生菓子が中心のやや小さめのお店です。ショーケースの中にはシンプルな生菓子が整然と並びます。オーソドックスなタルト・シトロンがあるかと思えば、バジルを使ったライムの タルトがあったり、と定番菓子とオリジナルの菓子がバランスよく並んでいます。

今回は、タルト・シトロン、バジル風味のライムのタルト、エクレア（ショコラ、華やかな花系）、タルト・フレーズ、 フォレ・ノワール。ショコラのムース、フィナンシェなど計12種類を食べました！全体的にシャープで都会的な味わいです。サイズも日本のケーキと同じくらいなのでペロッと食べられました。（もちろん数人でわけたのですが。）

そして、やっぱり食べておきたいのが「クグロフ」です。こちらのクグロフは表面にグラニュー糖をまぶしているのが何よりの特徴！周りにお砂糖をまぶしている分、生地自体の甘さは控えめ。きめが細かくしっとりした生地はとても女性的。

ショーケースの上にはクグロフのほかに、星型の大きな焼き菓子（とても気になりました！）や数種類のパウンドケーキがあります。美しく丁寧に作られたパウンドケーキはお土産にお勧めです。

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■Shop Data
THIERRY MULHAUPT
18, rue du Vieux Marché aux Poissons 　67000 Strasbourg
http://www.mulhaupt.fr/