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Sweet Cafe TOPバスクお菓子紀行>vol.7「バイヨンヌの街」

vol.7 バイヨンヌの街

フランスバスクでも中心的な存在の「バイヨンヌ」(詳しくはこちらを参照)。私達がバスクに来て最初に滞在したのがバイヨンヌでした。
バイヨンヌは趣きがありながらとても栄えた街です。街の中心にはたくさんのショップが並び、多くの観光客でも賑わっています。

街を歩いていたら、まるでお祭りかのように三角の旗がかけられていました。(左写真参照)この風景は街中の至る所で見られました。

これは、バスクの国旗の色からきています。バスクの国旗は緑と赤そして白の3色から構成されているのです。緑はバスクの豊かな自然の緑を表し、赤はバスク人の血の色を表しています。(ちなみに白は十字に入っていて、クリスチャンの十字架を表している)そのため、バスクでは旗以外にも緑と赤の色を使ったデザインをよく見かけるのです。

ヨーロッパの街並みを見て思うのは、街並みそのものが美しいということ。歴史ある建物が当たり前のように並んでいます。
そのためたくさんのショップが混在していても街全体に一貫性があり落ちついた様子に見えます。

右の写真のお肉屋さんもそんなお店の1つです。
「CHARCUTERIE」と壁にありますが、これはフランス語で「豚肉を加工する職人」という意味の様です。お店の天井からはたくさんのハムやソシソンなどがぶら下がっていたのがとても印象的でした。
バスクは生ハムでも有名な土地です(こちらを参照)のできっとおいしい生ハムも置いてあるのでしょうね。

街を歩いていると大聖堂にたどり着きました。この近くに小さな広場があるのですが、そこにはバスク土産なのか様々な焼き物が並んでいました。

写真上の黒い置物は牛です。おそらく闘牛を表しているのでしょう。
闘牛といえばスペインという印象が強いのですが、ここバスクはスペインに程近いということもあり、闘牛をしているところがあるようですね。
そして中心あたりにあるのがバスクの十字架をモチーフにした焼き物です。ここでは赤い色をしていますが、この十字架は必ず赤色というわけではなく他のところでは黒だったり、緑だったりという感じですが、この十字架はバスクの至る所で見かけました。

の広場の目の前にはバイヨンヌのシンボル的存在でもある立派な大聖堂がそびえ立ちます。これはサント=マリー大聖堂といい、13世紀から16世紀に渡って作られた歴史あるゴシック様式の建築物です。

私は建築には詳しくないのですが、この大聖堂から放たれる大きなオーラのようなものに圧倒されました。そして、現在のように便利な機材や機械がない時代にこんなに大きくそして精巧な建築を手がけた人たちがいるということに感心します。

大聖堂は外からの見学はもちろん、中に入って見学することもできます。中に入ると目をひくのは大きなステンドグラス。太陽の光が入りその光がステンドグラスを通り抜け、深くて美しい色を生みだします。

私達が中に入ったとき、ちょうど結婚式のリハーサルをしている方々がいました。日本の結婚式とは違い新郎新婦の家族だけが集まってささやかに2人の幸せを祝福するというスタイルのようです。

是非結婚式の様子も見たかったのですが、タイミングがあわず残念でした。リハーサル中拝見したところ家族の方達はとても温かい雰囲気に包まれていたので、きっと幸せの溢れる結婚式を迎えられたことと思います。
大聖堂を後にして、街の散策は続きます。
バイヨンヌの街にはお肉屋さんの他にも時計やリネン、ショコラなどの専門店がありますが、やはり気になるのは地元の人たちが日常利用するスーパーです。
そこで街で見つけたやや大きめのスーパーに入ってみました。
中にはエプロンやタオルなどの日用雑貨から色とりどりの野菜やフルーツが並んでいます。
そんな中でもこれはいかにもバスクだわ!というものを発見。
これはバスク特産のエスプレット唐辛子。液体に入っていたので酢漬けでしょうか?その他にも乾燥させて粉末にした(日本でいえば一味唐辛子のようなもの)もあります。

それから、こちらはガトーバスクのパックです。
さすがバスク!パティスリーだけではなく、大手メーカーもガトーバスクを作っっているんですね。これは小さなサイズが4つ入りですが大きなサイズのものも売っていました。
ラベルを見てみると、「ガトーバスク ア ラ クレーム パティシエール」とあります。ということはカスタードクリーム入りのガトーバスクということですね。

よく見ると表面にバスクの十字架の模様が入っていますよ。これは食べなかったのですが、どんな味がしたんだろうかと今になって気になっています。

そして最後に私達が観光に使ったバスにもバスクらしいイラストを発見!
バスク発祥のベレー帽をかぶった少年です。ちゃんとバスクカラーの緑、赤、白を使っているところがポイントですね!

このようにバスクの街では「ここはバスクだよ!」と語りかけるような光景を数多く見ることができます。意識して注意深く見てみるともっともっと多くの発見をできるでしょうね。


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